PRODUCT NOTE / 書籍

Claude Codeと働く1年目の教科書

AI がコードを書く時代に、新人の仕事として残る「段取り・確かめる・伝える」を 自分の“操縦席” として型にするための本。
この文書は「何が書いてあるか」ではなく、なぜ・誰のために・どんな判断で作ってきたか を記録した開発ノートです。

ステータスKindle 版 2026-08-18 発売(予約受付中) — Amazon。ペーパーバックは準備中
形態EPUB(Kindle)/ ペーパーバック(PDF・約 230 ページ)
対象読者実務 1〜3 年目のエンジニア/新人に AI の使い方を教えるメンター・チームリード
シリーズ前作『チームに溶け込む AI エージェント開発』= AI を作る側/本書= AI と働く
最終更新2026-08-16
関連生成AIでつくった画像と著作権(実務メモ)
TL;DR

ひとことで

実装の大半を AI が肩代わりしても、新人がぶつかる壁(何から手をつけるか・質問していいのか・やったことが伝わらない)は残る。むしろ丸投げで悪化する。本書は、朝の把握からタスク台帳・依頼の分割・diff レビュー・出典の確認・詰まりの解き方・報告・成果の測り方までを、AI を前提に組み直した「1 日を回す型」としてまとめる。貫くルールは 3 つ ——不可逆なことは自分で握る/出典のない答えを信じない/状態は自分の外に置く

Problem

背景・解きたい課題

「AI 活用術」の本は多いが、賞味期限が短い(半年でモデルが変わり、1 年でツール名が変わる)。一方で、実務に入った新人の壁はほとんど変わっていない。

これらは AI では自動的に解けない。本書は、ツールより寿命の長い 「型」 の側からこの課題を解く。

Who

ターゲット読者

プライマリ

実務 1〜3 年目のエンジニア。AI は使っているが「使いこなせている気がしない」。独学・スクール出身で、現場の進め方(報連相・チケット・レビュー)に不安がある層。

セカンダリ

新人に AI の使い方をどう教えるか悩んでいるメンター・チームリード。教材として、章末の「やってみる」をそのまま渡せる。

Solution & Scope

解決策とスコープ

扱うこと(In scope)

  • 朝の型(今日なにが起きているかを 5 分で掴む)
  • 台帳(会話を跨いで状態を持つ)
  • 依頼を型にする(分割・見積り・着手前合意)
  • 任せる線と握る線/diff の受け取り方/出典を出させる
  • 詰まりの解き方・チームで働く・成果を測る
  • 繰り返しを型にし、Claude Code の機能へ載せる

やらないこと(Non-goals)

  • LLM の内部構造の解説
  • AI エージェントの実装方法(前作が担当)
  • 特定ツールの操作マニュアル化(型は道具より寿命が長い)
  • プロンプト集・便利ツール紹介の羅列
Decision Log

主要な意思決定ログ

各判断の裏にある「なぜ」を、決定・仮説・結果の 3 点で残す。うまくいかなかったことも書く。

2026-08 表紙を生成 AI で作り、著作権は「3 つの問い」に分けて処理する
DECISION
表紙イラストを生成 AI(Google Gemini の画像生成)で作成する。そのうえで権利面を、①自分がその画像を独占・保護できるか ②他人の権利を侵害していないか ③商用利用してよいか(生成ツールの規約+出版プラットフォームの開示) の 3 問に分解して処理する。①は最初から狙わず、②の侵害回避と③の商用可否・開示にリソースを寄せる、と決めた。考え方の詳細は別ページ(実務メモ)にまとめた。
WHY / 仮説
外注やストック購入に対し、コスト・速度・「AI と働く」という本書テーマとの一貫性で生成 AI を選んだ。権利を 1 つの漠然とした不安として扱うと判断できないので 3 問に割った。日本の著作権法では著作物に「人間の創作的寄与」が要り、単純なプロンプト一発の出力は著作物性が弱い(参考:文化庁「AI と著作権に関する考え方について」2026 年時点の整理)。=表紙の独占保護は現実的に諦め、代わりに「侵害しない・商用に使える・きちんと開示する」を担保するほうが費用対効果が高いと判断した。Gemini を選んだのは、すでに執筆で使う環境にあり追加コストが小さいため。
RESULT
②完成画像を逆画像検索して既存作との酷似が無いことを確認し、実在人物の顔・ロゴ・商標・判読可能な他社名の写り込みを除去。③Gemini の生成画像は Google の規約上、生成物を利用でき商用も一般に可(利用したエディション・地域の最新規約は要再確認。Google は SynthID の不可視ウォーターマークを付与し、消費者向けでは広範な IP 補償は前提にしない)。KDP 出版時には AI 利用を開示する(画像は「AI-Generated/AI-Assisted」のいずれかで申告)。タイトル文字の合成・レイアウトは gen_cover.py で人手側の加工として行い、プロンプト・生成日・加工内容を記録して「自分の創作的寄与」の証跡を残した。
2026-07-30 タイトルを「Claude Code」に具体化し、本文は一般名で書く
DECISION
タイトルと「具体でないと再現できない箇所(コマンド・設定ファイルの置き場所)」は Claude Code で書き、考え方の本文は「チャットツール」「チケット管理ツール」などの一般名で書く二層構成にした。書名を『AI と働く1年目の教科書』から『Claude Code と働く1年目の教科書』へ変更。
WHY / 仮説
型(朝に何を見るか、どこから先を自分の指で押すか)は道具より寿命が長い。一方でコマンド名やメニューの位置は半年で変わる。だから考え方は一般名で書き、再現に具体が要る箇所だけ Claude Code で書き分ける。タイトルを具体化したのは、届けたい読者への検索性と、想定ツールの明示のため。
RESULT
巻頭の早見表・付録 D・第 11 章が「具体編」、本文が「一般編」という構成に落ちた。同種のツールを使う読者は具体名の箇所だけ読み替えれば、考え方はそのまま流用できる。
2026-08-05 PM・ベテランの「自分はこうしている」を、新人が明日実行できる型に翻訳する
DECISION
著者は PM・ベテランだが読者は新人。「私はこうしている」で止めず、経験ゼロでも実行できる判定手順(見分け方)に翻訳する方針で全編を監査・改稿した。各章末に「やってみる」を必ず置く。
WHY / 仮説
経験者が書く「仕事術エッセイ」は、新人には「感心して終わり」になりやすい。読者の行動に翻訳されて初めて教科書になる。判定テストは「“私はこうしている”の直後に、“あなたは明日これをやる(経験値ゼロでも実行できる)”が続くか」。続かない箇所は著者視点への漂流と見なして直した。
RESULT
見積りの立て方・条件の反転の見分け・最小再現の削り方・「答えたい問い」の選び方など 9 箇所に判定手順を補強。あわせて実務から拾ったナレッジを、新人が実行できる粒度に厳選して反映した。
Milestones

これまでの歩み

release2026-08-18

Kindle 版を発売(ASIN: B0HFC821PK)/サイト側の告知をトップ・シリーズハブ・書籍ページで発売表記に差し替え

cover2026-08-08

表紙を生成 AI(Gemini)で作成/著作権の考え方を整理(この開発ノートを新設)

rev2026-08-05

ベテラン視点を新人の「見分け方」へ全編改稿/実務ナレッジ 7 点を反映(ペーパーバック約 230 ページ)

fix2026-08-03

EPUB ナビ帯の進捗バーが全画面に膨張する不具合を修正

feat2026-08-02

現在位置ナビゲーションを追加・構成改善・矛盾修正

feat2026-07-30

書名を『Claude Code と働く1年目の教科書』へ変更・体裁刷新・実話ナレッジ加筆

init2026-07-29

初版の EPUB / PDF ビルド一式を用意

Roadmap / Open Questions

これから

本ノートの著作権に関する記述は、実務上の判断を整理した一般的な情報であり、法的助言ではありません。重要な判断は、使用した生成ツールの最新規約・出版プラットフォームの規約を確認のうえ、必要に応じて専門家にご相談ください。